「ディエゴ・リベラの時代~メキシコの夢とともに~」展(埼玉県立近代美術館)

メキシコの巨匠ディエゴ・リベラ(Diego Rivera)の作品を見に行ってきました。

ちょうどリベラの壁画を見たいな、と最近思っていたところ、Artscapeでこの展覧会を発見。




12月10日(日)までだったので駆け込みセーフ。

リベラは、壁画が有名ですが奥さんのフリーダ・カーロも有名ですね。

1920~30年代メキシコではメキシコ人としてのアイデンティティを訴える

ための絵画運動「メキシコ壁画運動」が盛んになりました。


この運動はリベラのほか、ダビット・アルファロ・シケイロス(David Alfaro Siqueiros)、

ホセ・クレメンテ・オロスコ(José Clemente Orozco)が有名です。

文字がわからない人にもメキシコの歴史がわかるように、また公共の場で誰でも見ることができるように壁画にしたそう。

メキシコに行って一度は、国立宮殿の壁画なども実際に見たい!


この展覧会では、リベラの生涯を中心に、リベラの師ホセ・マリア・ベラスコ(José María Velasco)や同時代の画家、リベラと関わりのあった日本人画家レオナール・藤田、北川民次の作品も展示されてました。


サン・カルロス美術学校在学時リベラ10代の風景画の作品もありましたが、すでにうまい。

その後、ピカソのキュビズムなどを学んだ作品や壁画の習作で

メキシコ人の日常生活を描いた小品などがありました。


1920年以降のメキシコの教科書には、メキシコ独自の文様、

民衆的な図柄が子どもも学べるように載せられています。

その教科書も展示されていました。


日本の美術教育では日本の文様なんて習わなかった気が。

もっとそんなことも習いたかったな~と思います。


教科書に載ってる図柄スタンプを押せるワークシートもありました!

たぶんこのワークシートは子ども用だと思うけど、

大人も楽しめる素敵な(むしろ大人が楽しむ?)図柄。

ゼンタングル制作の参考にもなりそう。


開館35周年記念展

「ディエゴ・リベラの時代~メキシコの夢とともに~」展

埼玉県立近代美術館(最寄り:北浦和駅)

2017年10月21日(土)~12月10日(日)


うみどり~のんびりゼンタングル~

ゼンタングル認定講師(CZT)うえむらみどり。ゼンタングル、アート鑑賞について。簡単な線と形で誰でも簡単にアートを楽しめるゼンタングル。

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