最近、中学校の教員をやっている友人と会った時、
「最近の中学生は抽象的に考えるのが下手になってきてる」
「学校で具体的な教え方しかしてないからかも」
という話になりました。
「抽象的」と言われると、ぼんやりしたもの・よくわからないもの
と思う方もいるかもしれません。
私も一瞬「抽象ってなんだったっけ?」状態になりました。
「抽象」とは、想像の余地があるものなのでは、と思います。
あんまり上手く説明できてないかもしれませんが。
だけど、この抽象力(抽象的に捉える力)というやつを味方にすると
想像力/創造力が高められる!と考えます。
前に読んだ森博嗣さんの本『人間はいろいろな問題にどう考えていけばいいのか』(新潮社)にもありました。
部下に具体的に何から何まで指示するよりも「全部任せたから自分が面白い、楽しい、良い!と思うようにやって」と抽象的に言った方が、部下は想像力を働かせて工夫するようになって、よりよいものが生まれる、そんなことが書いてありました。
ゼンタングルは、一応抽象画のジャンルに入ります。
ZIA(ゼンタングルインスパイア―ドアート)などには具象的な作品もありますが、基本のゼンタングルは抽象的なもの。
基本のゼンタングルは、パッと見は黒と白の地味~なよくわからない絵かもしれませんが、
タイルの白、ペンの黒、鉛筆のグレーでいろんな色を表そうとしています。
水墨画と同じですね。
水墨画の墨の濃淡の中に山の緑や海の青さを感じます。
そこには想像の余地があります。
また、抽象的なタングル(パターン)、画面上の上下を決めずにグルグル回して描くことで、出来上がった時は「これは〇〇に見えるな」「いや〇〇にも見えるぞ」と想像を掻き立てられる作品に仕上がります!
想像は「ひらめき=創造力」につながります。
具体的なタスクに追われることも多い日々に、
ゼンタングルでレッツ抽象力アップ!おススメです。
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